2007年06月03日

(その2)つくる

家族「で」住む家として、私どもが讃岐舍に決めたのにはいろいろな理由があります。当時(と言っても、ほんの1年前ですが)そろそろ50歳を意識していた私としては、外観も気になります。住宅を建てる予定の場所の近くの家々に目をやると、みな立派な外観です。「なるほど、家というのはそのままその建て主の社会性みたいなものが顕れているな」と思いました。クルマもそうですが、「走れば良い」と思う人もいれば、大きな借金をしてもメルセデスでなければ駄目という人もいます。どういう基準を設けようが、もちろん自由です。
中にはそういう人もいるでしょうけれど、メルセデスが良いというのを見栄っ張りと思っている訳ではありません。長年の「成果」があの形と性能と居住性に反映しているのだと思います。では、住宅は? 「住めれば良い」という人もいるでしょうし、浮き草としては、それが一番なのです。従って、持ち家なぞ持たない訳です。家を建てることとクルマを買うことの、決定的な差は、前者が「つくる」過程から建て主が参加できることで後者は「つくられた」物、従って、幾つものコピーを買うということだと思います。自分だけの形を専門家である設計士たちと相談しながら、「つくる」ことは、多分「住む」ことに大いに関係があるように思います。
讃岐舍はほぼ決まった形を持っていますが(それ故消費者にとってはコストの点で好都合)、かなり「つくる」ところがあります。越屋根をどうするか、OMを導入するか、そもそも家族に合わせてどういう間取りにするか、更には、吹き抜けを作りたいけれど、それが困難な場合どうするか、家族もずっと今のままではなく、年々変化していくことに対応できる家に、等々、解決したいことと盛り込みたいがたくさん出てきます。
私どもの場合は、讃岐舍に合わせて言うと、越屋根、ガス床暖房(電化住宅ではなく、ガスをエコロジカルに利用する形(エコウィル))、仕切りの壁をなるべく作らない、キャットウォーク、家事室追加、できるだけ小さな書斎、と次第に決まっていきました。エコウィルについてはまた機会を改めたいと思うのですが、私自身が寒がりの上、暑がりという、ヒートショックに弱い性質なので、OM導入には自信がありませんでした。
そして、外観は(これは住宅建築の制限もあり)ブルー系統のガルバリウムとしました。近所の家とマッチするか否かという難問が浮かびましたが、大体ストレスがそれほど高くなければ、人間は慣れて行きますので、きっと大丈夫だろうと、家族が好きな色合いを選び取りました。子どもたちは、チーズケーキにブルーベリージャムがかかった家、と表現しますが、そんな感じです。この表現、実は、家を建てる前から使っていたもので、これもわざわざ色塗りをしてみて、イメージを描きました。絵に描いた色と実際の違いも気になりましたが、ほぼ一致していました。そして、近隣の家との兼ね合いも建てる前からのイメージ通りでした。一点イメージが描けなかったのは、経年変化の部分です。讃岐舍自体が新しいものなので、10年経過した家がない、という点では、少々冒険かも知れません。
家を建てようと思っていろいろな友人に話をしたときに、複数聞かれたのは、「三軒建てて満足が行く」ということでした。ある司法書士は「2度建てたが、まだ満足しない」とも言っていました。私たちはどうか? ちょっと自信があります。
posted by か組さんち at 19:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 讃岐舎考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「チーズケーキにブルーベリージャムがかかった家」ですね!なるほど・・・。そんな讃岐舎もあるのですね。新発見でした。
本物の素材の良さのひとつは「経年変化」だと思います。讃岐舎はこれを楽しめる家でありたいと思っています。10年後に是非レポート下さい。というか乾燥聞きに上がります
Posted by クラブ代表 at 2007年09月07日 19:56
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